雑食映画室

観た映画の感想がメインです。レンタルや放送の録画を観ることが多いです。ゆっくりしていってね。

ヘアスプレー(ダンスダンスレボリューション!彼女のダンスで世界が変わる!)

古い作品です。
プライムだったのでタダでした。


全体的にミュージカル仕立て。
ツイストな感じの時代風景。

ストーリー

歌うのが大好きな女の子が主人公。
太ってるけど、髪を盛って、おしゃれして、テレビ番組の中のアイドルに憧れるポジティブな女の子。
ある時、そのテレビ番組でメンバー募集のオーディションの告知があった。
太っているから無理よと色んな人に言われるが、父から背中を押されて自信を持ってチャレンジするお話です。

時代背景として

すごく差別の表現が出てきます。
白人が上とかニグロがどうとか。
ダンスしている若者のなかに黒人の男の子が居てその子とたまたま仲良くなって主人公も公の場で踊る機会を得ます。
太っている事も差別の対象ではあります。


しかし主人公はとにかくフラットな人で、太ってても可愛い服を着たいし着れば良いと。
黒人だっていっても、カッコいい踊りね、クールね!と普通に一緒に踊ります。
相手が誰だとか関係なしに、興味が有るものに普通に近づいて行く感じです。
(おそらく白人の意識としては、差別している頃の黒人は怖いとかそういう気持ちも有ったんじゃないでしょうか。)


全体として正義感の押し売りというのは感じません。
(そういう感じの人物も居ますが変化があります)


差別をしないとか、今時色んな事でそんな話になるんですよね。
性別とか、人種、宗教、体型、趣味とかなんやかんや。

知らなくても理解出来なくても、ソレだからって仲間はずれにしたり意地悪しなきゃ良いんじゃないですかね。
理解してあげれたら良いと思うけど、出来ないものも有って当然でしょ。


急だけど、ヒジャブって可愛いよね。
あのほっかぶりみたいなので髪を隠すやつね。
本来の宗教の人に迷惑掛かんないなら流行って欲しい、すごく可愛いと思う。

何事も自信を持って堂々としてれば、素敵な人に見えるなって思います。


みんなそういう意味でみんな自分に自信が無いんじゃないでしょうか。
だからこそ誰かに文句つけて自分はそうじゃないと思いたい、安心したいんじゃないかと思います。

私自身も、イライラするときはやっぱり自分の正しさを主張したいけど、言って良いことなのか分からないときです。

最後に

母役の人がミョーに声低いし本当の体っぽくないなとおもってたら、ジョン・トラボルタでした。
特殊メイクで女装&デブになって踊ってました。
スゲーな。