七つの会議(弱そうな中堅と、悪そうな上司と、駄目そうな会社員)
- 発売日: 2019/09/11
- メディア: Blu-ray
ストーリー
胃袋がギュウウウウウッとなるような営業会議から始まります。
目標未達が続く主人公・原島(及川光博)、それに比べて好調に成績を伸ばす隣の課長・坂戸(片岡愛之助)。
売ってるものも違うしなー、でもどうやってあんな売ってんのかなーなんて考えてた。
坂戸の所にはお荷物社員の八角(野村萬斎)がいるし、それはそれで大変そうだと思ってた。
が、坂戸が思いもよらずパワハラで失脚、後任に原島がつくことになった。
なんだか引っかかる一連の出来事と八角の行動。
気になってちょっと調べたりすると、とても怪しい。
同じ課の事務(?)の女性・浜本と話すようになって糸口が見つかり、2人で探るうちに大事件に首を突っ込むことになるストーリーです。
あれ?コイツなにか隠してんな?っていうのが良い方なのか悪い方なのかどっちだろう?!というのが沢山あり面白いです。
サラリーマン
半沢直樹(同じ池井戸潤作品ですね)とか見てないんですけど、CM見てる限り、面子が似てますな(笑)
雰囲気も。
香川照之の悪役大放出!!って感じ。
北大路欣也さんが、もう、THE会長、THE重鎮。
冒頭の会議の感じ、あそこまでやったら完全にパワハラですね。
でも売上あげないと!というプレッシャーはリアルなものだなと思います。
あと営業ってそんなに男ばかりでもないし女は制服着てオフィスに居るって違和感。
外回りの女はスーツとかだからあんないかにも事務員みたいな制服あんまり着ないと思うんだけどどうですか。
古風ですよね。
後半は、上司の上にも上司が居て、会社の上にも親会社があって、というのがとても良くわかり故にちょっと人生バカバカしくなるという感じがあります。
こんなことのために、なんてことしたんだ。。。みたいな。
話が脱線します
ちょっと私生活に変化があって、働くとは?とかそんなコンテンツを見たりするのですが、過労死するとか自殺するとかそんなのたまったもんじゃないな!と強く思います。
別にそんなハードワークやってないけどね。
もちろん、ああいう感じでグイグイ昇進して登りつめるようなのに何の苦も感じないし、やりがいを感じる人も居るでしょう。
自分に合っている仕事なのかどうかだと思います。
仕事辞めたことある人なんて、今どきいっぱい居るから、辞めたい人は無理しないで次を探してみてほしいです。
本作はそういう話じゃないけど、こういう環境でそんな事になる人って居るんだろうなって思ったので。
ネジの件
親がネジとか作ってたんですよ。
それである時、取引先が量産型の安いネジと比べて値踏みしてくるんで、じゃあ安い方使えばいいじゃんて仕事を断ったんですって。
そしたら後々、量産型のネジでは品質にバラツキがあるんでやっぱり作ってもらえませんかと来たんだそうです。
値段も時間もそれなりにかかるよと説明してOKもらって受注したんだそうです。
ネジと言っても色々で、工場とかの機械の部品とかだったらしいので、精密だったり特別なものだったりしたようです。
量産するためのモトの機械に関連するって凄いことなのでは?!と思ったのを思い出しました。
本当にストーリーに登場する町工場のネジ屋さんみたいです。
(音尾琢真さんでしたね!)
てか、町工場の話ってそんなかんじ多いよね。
終わりに
こういう会社の闇みたいな話はちょっと会社員の人に感情移入しすぎて胃が痛くなるんだけど、それは置いといてなかなか面白かったです。
浜本さんが好き。
話が細かくて内容が盛り沢山ゆえに、約2時間に収めるために頑張った印象が少しあります。
タイトルから内容が想像できない感じなのはわざとなのかな?と思うのでネタバレしないように書いたつもりです。
会議ばっかりたけど会議が7つかどうかが記憶に残らなかったですね(笑)
作者が人気なのでちょっとレビューも多い&高めについている気がしなくも無いですが、観てみてください。
では!