雑食映画室

観た映画の感想がメインです。レンタルや放送の録画を観ることが多いです。ゆっくりしていってね。

3.11

こんばんは。
もうすぐ3/11ですね。
書いてたら夜中になっちゃった。


新しく出来た街並みを見て早いなと思う半面、まだ野っぱらな場所を見たり、工事中の場所を見ると10年以上も経って直らないものなんだなと思います。
そして元通りではなく新しい別のもの。
良くも悪くも人間は変わって行きます。


11年前も金曜日でした。

その頃も事務仕事をしててPC使ってました。
いまも別の場所で似たようなことをしています。
改めて日頃気を付けるようになったことを書いてみます。

現金を持っておく

給料日が何日か前にあって、金曜日に定時であがってお金おろして買い物いくぞーと思っていました。

停電してATMが使えなくて現金が必要でしたね。
普段電子マネー使いがちだったけど、レジもないところが多く、しばらくは現金オンリーのお店が多かった。
入荷とかが途絶えたので、食品など買えるものは買っときたいけど、現金が無いと困ったので友達に借りてあとで返したりしました。

逃げるための靴

仕事用のパンプスは長距離歩くの辛い!
バックストラップ程度のパンプスで雪のふるなか、ビルの安全確認が進まずコートなどのアウターや出勤時の靴を取りに戻れなかったのでマジで足冷たかった。

その日は取り敢えず帰って後日取った気がします。
(カバンは持って避難したので、懐中電灯が無いとビル内は暗くてヤバいという他の人の感想から、入るのはやめました)

職場では歩けるサンダル(スリッポンとか)を履くか、そばに置いておくようにしています。
日常的にも楽ですしね。


あ、地震直後は一回近くの小学校に全員避難し、今日はひとまず全員帰りましょうと決まって、グラウンドをヒールで歩きましたよ。かかと刺さる。

寒さ対策

着の身着のまま一旦避難とかあるので、ひざ掛けをデスクのところに置いておく。
冬場エアコンが暖かくても、少し厚着しています。
ひざ掛けを羽織って外に出ても耐えれる程度に。


震えながら帰って暖房つかない(停電)ので暖まれず、怖さもあり震えて、本当に寒いのが辛かったです。
お風呂とかにゆっくり浸かって入ったときは感動したけど、多分何週間後とかだったと思います。
水を流しすぎると逆流することがあるらしいときいて、トイレ流すのも節水というか恐る恐るだったのを覚えています。

津波被害が無い地域で街なかでしたがそんなかんじでした。

食べ物問題

お弁当やさんとか冷蔵庫や冷凍庫が止まったためのセール的なのが多かったです。
処分に困るので食べてくださいみたいなの。
でも数量限定で。

ダイエットしてて缶詰やレトルトなど食品はなるべく買わないようにしていたのて、置いておけるものは当然少なかったので食料は割と困りました。
今は麺類や調理しなくても食べられるようなものを多目に買っておいています。

お湯は食卓コンロとかでも沸かせるようにしておいて、お湯を注ぐだけ系を多目に。
同じのじゃなく色々。
メンタルが落ち込むので食欲がわかなかったりするので、選択肢があるといいですよ。


水とかも多目にかってね。
あと水が出るうちに風呂とかバケツにとにかく水をためるのもあり。
飲めなくても手を洗うとかなにか服とか洗うとか多少役に立ちます。


集まる場所を決めておく

パートナーが当時、何かあったときは取り敢えず家に帰ってくるから、と言っていたので電話が次第に繋がらなくなってもひとまずそのつもりで行動しました。

避難所集合(学校とか体育館)とか駐車場とかそういうのも地域によっては安全だと思う。
分かりやすい場所、会社の近くとか普段から知っている場所に決めると良いですよ。

最初電話が通じても段々繋がらなくなったり、ネット重くなったり、電源無くなったりしますからね!

生理用品

どんな時でも手加減なし。
むしろツラめのが来る。
寒いから余計痛いとか。

避難所とかに行かずに済んだので色々大丈夫でしたが、家に買っておけばひとまず安心です。
少し多めに。

そしてティッシュやパンツも普段から多めにローテーション組んでます。

持ってないか聞くの嫌な人は特に。

ま、でも、多くの人は生理があったりその家族だったりするので協力してくれると思う!

にんげんだもの

当時はメンタルがなんせヤバかった。
津波の映像の恐ろしさ。
自分もビルの中で体験した地震がとても怖かった。
ウソみたいな事が起こってて世の中終わった気がした。

まあ、それでも何日かして職場行って緊急対応みたいな後処理みたいなのを色々やって、段々と復活のお知らせが見え始めて段々と普通に戻っていって。

辛いときにはわがままも言いたくなるもんで。
ご飯よりもお菓子が食べたくなったりとかね。。。


あの頃DIR EN GREYはDUMのREC中とかで、発売して(?)ツアーとかあって、行った時には涙が止まらなかったですね。
大阪とかに遠征したら世の中普通で、「地面揺れてない!普通だ!」と思いました。
余震がすごくてずっと1ヶ月ぐらいはグラグラ揺れてたんですよ。
たまに警報が鳴るぐらいのが来てヒヤッとする。
それと別世界でした。


大人だし、泣きたいときに泣くとかじゃないじゃない。
ある程度我慢して。
自分より辛い人が居るわけだし自分の環境はマシだと思ってるけど辛くないわけじゃなかったし。
自分でもよくわからない気持ちを解放したり泣いたり叫んだり出来る場所なんだと思いました。

それから2年程ライヴ中、よくわからないタイミングで号泣する私(笑)
なんか自粛ムードでライヴ中止とかニュースばかりで気が滅入る感じと楽しみが欲しい気持ちがせめぎ合い、内心混沌としていたのが、生活環境が割と普通になるまで続いた感じでした。

亡くなった人たちが沢山いる、見つからない人もいる、自分はどうすれば良いか分からないままでした。
いつものように働き、みんなが普通を取り戻すために頑張って真っ当なはずなのに正解なのか不安でしたね。


今は別の意味でライヴ行きにくい。
でも、きっと代わりに楽しめる事を見つけて。


そして新アルバムREC中。
感慨深いですね。。。


戦争があったり、噴火があったり、自然災害とかもう、ほんと何があってもおかしくない。


こういう機会に改めて考えたり、在庫整理してみてくださいね〜。



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