メメント(妻を殺した犯人に復讐するハズが忘れる)
クリストファー・ノーランのメメントです。
約20年前(2000年)の作品です。
ストーリー
主人公は短期的記憶が消えてしまう病気。
妻を殺した犯人を探して、手がかりを自らの体にタトゥーで残したり、ポラロイドカメラで撮ったり、メモしたりしている。
ハッと目覚めたときに、何をしていたのか分からないから、残しておいた手掛かりから犯人に迫ろうとするストーリーです。
オススメされる意味
テネットを観るならコレも見といたほうが良いと各地でオススメされているノーラン監督の過去作の1つが本作メメントです。
うん、なるほど。
「ペンローズの階段」というトリックアートが有りますね。
登っていったつもりがいつの間にか降りてスタート地点に戻る階段です。
アレです、アレ。
進んでいるような戻っているようなやつ。
スタートが話の終わりです。
最初に殺した人と序盤から話すのでコレは「なぜ殺したのか」の経緯なんだと分かるんですけど、いつの間にか別の出来事を追っていてそっちに注目してたら、スタートシーンの時系列まで繋がって、そうなの?!ってなるやつです。
最近の作品よりは複雑じゃない様な気はするんだけど、やっぱり観客を騙しに来てるだけあって混乱しました。
ズラがズルい
テディの前髪がカツラであるところが怪しさがあるんですけど、なんかそういう小さいところも気になってしまうんですよね。
主人公は過去の自分が残したメモが頼りで記憶がないので、誰も彼もが疑わしいし、本当かどうかが分からない。
そういうところがまたミソなのでしょう。
最後に「そう来たかぁ!」と思ったので色々疑って見てみると良いと思います。
ふふふ。
メイキング・オブ・TENET テネット クリストファー・ノーランの制作現場
- 作者:ジェイムズ・モトラム
- 発売日: 2020/09/18
- メディア: 単行本