雑食映画室

観た映画の感想がメインです。レンタルや放送の録画を観ることが多いです。ゆっくりしていってね。

湯を沸かすほどの熱い愛(お母ちゃんの愛が炸裂)

湯をわかしまっせ。

あらすじ

父が突然蒸発して、家業の銭湯を休んで一年。
母は探偵に頼んで居場所を突き止めた。
娘は学校でいじめにあっているが、母は負けてはいけない、逃げてはいけないと娘を応援します。

母は父の所に行くと小さい女の子が一人一緒に住んでいた。
父母娘二人一緒に暮らすことにして、銭湯を再開する。

母の愛は強いと言うけど、これは本当に果てしなく広くて深い愛の話です。

ラストが衝撃的

言えませんが、明らかに「そう」だけど「そう」だとは明確にしない感じ。

とりあえず母の愛も凄いけど、周りの返しかたもなかなか熱いなと思います。

いじめ問題について

こう言うの有るよね〜って感じのありがちないじめ。
でも立ち向かうのも凄いけど、方法も凄かった。
ネタバレ含みます。



娘・安澄(杉咲花)は、制服を盗まれ、ジャージで授業に出たら、先生に「体育の授業じゃないんだから」と言われ、「制服なくしました」と説明します。
もう学校いけない、行きなくないとなりますが、母(宮沢りえ)は休んだらダメだ行きなさい的な状態。

遅れながらも昼に、ジャージを着て学校へ行く。
午後の授業が始まるときに、先生が制服が盗まれた件を話、何か知ってる人は教えて的なやんわりした態度。
安澄はジャージを脱いで下着姿になり「制服を返してください」と訴えます。
みんなドン引きし、先生は「わかったから、服を着て」と言いますが、安澄は「嫌です、今は体育の授業じゃないから」と涙をこらえて言います。
しかし、安澄は体調を崩し牛乳を吐いてしまい、保健室へ。
制服は保健室へ投げ込まれ、犯人は逃げ、安澄は制服を取り戻します。


奪還した!!!とおもって感動した。


この辺の話、全部見終わってから思い返すと更に泣けます。
もっかい観よう。。。


激しいいじめにあったことは無いんですけど、凄く気にしいで相手の言動とか怖くて集団とか苦手でした。
今もそういうところ有るんだけど。

他人に怯えてしまうところに、行ってこい!ってバシッと喝入れて、頑張ったねって抱き締めてくれるとことか、凄い愛を感じます。
本人の勇気を信じて、ハラハラ心配しつつも応援している、良い関係だなと思ったのです。


古き良きお母さん像でもあるかな。
誰にでも優しいというか広い愛を持ってて、その人の為になるような事をしてくれるってのは凄いですね。

実際自分の利益ばかり考えてる人沢山いますし。
そういう人に囲まれてると、自分も取られまいと身構えてしまうようになっちゃいますよね。

愛情というのは勇気が必要なんですね。
強いなぁ。

最後に

杉咲花ちゃん大好きだー!


紙の月

紙の月

毎日かあさん

毎日かあさん

めがね

めがね