嘘八百(狐と狸の化かし合いで茶碗を売りつけるよ)
蔵之介愛が復活。
あらすじ
主人公(中井貴一)は古美術商を騙って、骨董品の類いを「偽物ですね」と言って安く買い取り、業者や収集家に高く売り儲けるのを生業にしている。
とあるところで蔵をみつけて見せてもらい、目をつけた茶碗の買い取りを決めるが、どうやら贋作をつかまされた。
相手(佐々木蔵之介)を捕まえると、本人が茶碗を作り、箱や手紙も仲間が作り巧妙にそれらしく仕上げたものだと判明。
同業者に一杯食わされたと後悔したが、なんやかんやで骨董屋と鑑定人を騙して金を巻き上げてやろうという作戦にでて全力で知恵比べするストーリーです。
キャスト
素晴らしくシッカリとした布陣。
中井貴一さんのシュッとしたぺてん師みたいなの、凄く良かった~。
時々父なのも安定の雰囲気。
佐々木蔵之介さんは一時期本当に大好きで。今回みたいなちょっと宙ぶらりんな?感じの人も良いよね。騙してやろう、という時のかっこよさがエグい。
木下ほうかさんは目の奥が笑ってない感じが好き。
ホントの事でも「騙されてるんじゃないか」という気持ちになる。
淡々と嘘ついて淡々と嫌味いってるような役とか、良いよね!
宇野祥平さんは今回普通の人間の役でした(笑)
たたずむだけで、ヤバイ人なんじゃないか、と期待してしまう。
今回は骨董品の箱をそれっぽく作っちゃう材木屋の人でした。
塚地武雅さんは、千利休の事をオタッキーに語ってくれる学芸員でした。
ウザさが最高に笑えました。
役者さんは喋ってない時に雰囲気を出すのが凄いよね、知らんけども。
色々な役をやれる人も凄いと思うし、いつも似たような役で定評があるみたいなのも凄いと思う。
面白い
コメディタッチで面白いです。
分かりやすい。
起伏もあるし、落ちとしても気持ちがいい。
千利休が〜とか、美術の話はサラッと流しても観れると思います。
ニセモノだよ〜と騙して本物を買い、本物だよ〜と騙してニセモノを売るという軸が分かれば楽しめると思います。