雑食映画室

観た映画の感想がメインです。レンタルや放送の録画を観ることが多いです。ゆっくりしていってね。

アップサイドダウン 重力の恋人(逆さまの世界)

アップサイドダウン。
しばらく前に観たけど、書いていなかったと思います。
かなり好みの内容です。

重力とは引力である

世界には2つの星があり、両方に人が住んでいる。
ある日、幼い主人公の男の子は山に登り天を見上げ、もうひとつの星にいる女の子に話し掛けます。

人は生まれた星の引力に引かれているため、重力が違います。物質も同じです。
まさに「住む世界が違う」。
方や富裕層の世界、方や貧民層。
勝手に行き来することは許されない。

違う星に行くと、自分は引力に引かれ空に引っ張られるように浮きます。
そして、自分の世界の地面に落ちてしまう。
重力を超えて彼女に会いに行こうとする青年のお話です

その発想なかったわ!

重力が違うからって、建物の1つの階に床が2面。
つまり、普通にデスクのあるフロアに、さらに天井にもデスクがあり座ってる人が居ると言うこと。
上の人間に混じっても、浮いてしまうからすぐバレる。
全然一緒に生活できない。

リアルだけどお伽噺のよう

重力のこと以外は近未来的で、現実味があります。
運命の人というところに夢見る訳ではなく、少年が好きな娘のために頑張る所が嫌味じゃない。
しかも、からだ張ってる!

でもなんか、「それは運命だよね」って観てる側がついおもってしまう。
ビジュアル的にも綺麗でキラキラ感があります。

世界が逆さまになる

イリジウムという映画があります。
地球の環境がヤバくなり宇宙のコロニーに移住を始めた世界。
しかし、そこに行けるのは富裕層
そこにある医療カプセルで病も完璧に治せるという設定。

格差の大前提を変えるような話って好きです。
ジャイアントキリング
番狂わせ。
力の無いものが、ありったけの物を掛けてていて。
コレもそんなお話です。