ある少年の告白(同性愛を矯正施設で治すとかツラ)
ストーリー
少年が男の子か好き(ゲイ)であることが親にバレた。
父は神父をしていて宗教的にそれを認められないので、矯正施設に入れられることになったが、その矯正施設がヤバかったという話です。
みんな色々悩む
またジェンダー絡みの作品を観ました。
興味があるというか、周囲の人がどう考えるのかとか見たいポイントでした。
カミングアウトして両親と息子が悩むとか受け入れるとかそんな話かと。
でもそうじゃなくて、同性愛が治ると信じてる感じの人達が、時代背景もあるのかもしれませんが、何だか恐ろしかったです。
しかもそんな方法で?
なんか人格否定って感じ。
そんな中でも少年が自分と同じような人と出会い好きになってみたり、自己肯定感が出ていたのは救いでした。
告発とか暴露とかそういう系
矯正施設は描かれ方としては、施設側の人間は治すとか何とか言って金を儲けようとでもしていて、宗教を利用してるだけで実は同情すらしていないといった感じです。
なんかちゃんとした施設じゃないって事だと思います。
親など家族が居る前では真摯な態度を取るんですけど、裏ではパワハラ・セクハラ的な態度を取るし、生徒(プログラムの参加者)はそれを分かってるけどトレーニングが厳しくなると嫌だから感謝してるふり、治ったふりをした方が良いと考えて行動している人もいました。
病院で血液検査をして病気じゃないか(同性愛が病気による)確かめようといったシーンがありますが、
医者は検査しないでも分かる、治るとかそういうものじゃないよ、あなたは健康な青年よ、みたいなのを言われます。
健康なのに「あなたは病気」とか「オカシイ」とか言われ過ぎて病んじゃう感じがある。
そうして苦しんでいる人達が居ますよ、治すとかじゃないんですよという内容だったと理解しています。
分かっているようで分かってない
当事者ではないので偉そうなことは言えないのですが、色んな人がいるんだという事だと思います。
受け入れられないというのもその人の価値観だと思います。
イジメたりしたら良くないけど、距離を置いてみたり、時間が必要な時も人にはあるんじゃないだろうか。
ちょっと長くなっちゃうんだけど。
ジェンダー問題で自殺しちゃう人って沢山いるんだって。
それ以外でも自殺しちゃう人は沢山いるんだけど。
「誰かに相談すればよかったのに」ってよく言うじゃない。
あるいは「なんで言ってくれなかったんだ」って。
簡単に言えない事とかあるじゃん?
いうと実はアッサリ終わったりするかもしれないけど、そんなのやる前ってわからないじゃん。
悩みとかは案外深い関係じゃない人の方が話しやすかったりする。
その後の関係に影響が少ないから。
そこまで仲良くない同僚にプライベート相談したり(秘密にしたい事は言わない方がいいけど笑)、バス停でたまたま出会ったとか、占い師とか手相とか、ネットの何かで顔も知らないような人とか。
ちょっと話すと気持ちが軽くなったりする時もあるじゃん。
そういうのって大事だと思う。
人間は気持ちで生きてると思う。
楽しい人は元気に生きると思うし、クヨクヨしてたら心の病気になったり、体も調子を崩して病気になったりするよね。
物事が例え解決しなくても、自分が元気出るような事をして、アゲアゲじゃなくてもいいんで、イイカンジにいきたいですね。
はい。
なんか、言いたいことが散漫になりました。
またね。