雑食映画室

観た映画の感想がメインです。レンタルや放送の録画を観ることが多いです。ゆっくりしていってね。

DIR EN GRE new album「The Insrated World」2018.9.26発売(おめでとう!わーいありがとう!)

ついに発売しまして、10日以上過ぎましたね!

The Insulated World(完全生産限定盤)(Blu-ray Disc付)

The Insulated World(完全生産限定盤)(Blu-ray Disc付)

収録内容

  1. 軽蔑と始まり
  2. Devote My Life
  3. 人間を被る
  4. Celebrate Empty Howls
  5. 詩踏み
  6. Rubbish Heap
  7. Values of Madness
  8. Downfall
  9. Followers
  10. 谿壑の欲
  11. 絶縁体
  12. Ranunculus

ということで全13曲について覚え書きです。

1.軽蔑と始まり

1曲目が「お前!お前!」のあの曲。
ライヴでは何て言ってるか聞き取れませんでしたけど、そのフレーズぐらいは分かりました。
スタートダッシュがすごい、爆誕

2.Devote My Life(デボート マイ ライフ)

始めのドラムが凄く好き。
歌詩が凄いガーンとズシーンと来ます。
見ないで聴いたら普通にカッコ良いと思うんですが。
立体的に暗いよね。平面的じゃなくて。
縦にも横にも暗いっていうか。

3.人間を被る(にんげんをかぶる)

シングル曲なだけあって、こうして並ぶと完成度が高いような。
荒々しい曲は作り込んでる印象よりは、「爆発力」って感じなんで、方向的に違いますよね。
コレをシングルにしたのはほんと良かったなって思う。
めっちゃ好きだもん。

4.Celebrate Empty Howls(セレブレイト エンプティ ハウルズ)

途中のタンバリンみたいな音がタンバリンにしか聞こえないんだけど、凄い速い連打なんで、スティックで叩いた音だよなと思うんだけどさ。
テクニカルな人がカラオケ芸的に叩いてたらどうしよう、とか想像してしまいます。(イヤホンだと凄く前に来るので)

ヴォーカルがラジオみたいな音割れ(?)みたいな、古いスピーカーみたいな音でカッコ良いです。

薫さんが「強いていうならwitherに近いんじゃないか」みたいな発言してましたが、ワザと音悪くしてる部分とかある感じですね。

「愛しても、愛されていても、穢されていくのは誰もが同じで」
このフレーズのところは綺麗ですね。
儚い感じがします。

5.詩踏み

流れがしっくり来すぎてて、アルバムの為に作ったような雰囲気。
一部歌い直したようで、印象が違います。
ガーガーいってる。

アルバムで初め聴いたときは、シングル版の今までの慣れが有るので違和感でしたが、音的に方向をアルバム近くした感じですね。

凄い孤独感とかあるんだが、本当は笑い合いたい、みたいな詩です。
こういうの切ない。

6.Rubbish Heap(ラビッシュヒープ)

これ、凄い好き。
再生するとき、ついここからスタートしちゃう。
「Fist」の声がかわいい。
おちょくってる感じなんですかね、ライヴだったらやっぱオーディエンスが叫ぶかな?

「生きたいのは何故なんだ?」
自分、生きたい気持ちは強くない方なんで、これはとてもよく分かる。教えて欲しいわ。

「またお会いしとうございます
その日までおきばりやす」
がんばります!て思う。

7.赫(あか)

Dieさんしか浮かばない曲名!
発売前収録内容を見て、これば絶対Die曲と思ってたら、雑誌等で原曲だと書かれてました、やはり。
詩のなかでも「赫い空」とあるのですが、曲が赤っぽかったんでしょうね、わかんないけど。

綺麗なメロディの曲ですね。
なんの色かと言えばやっぱり血なのでしょうね。

「咲かせる度こんな私でも綺麗なモノが一つでもあると許せた」
このフレーズがめっちゃ良い。

8.Values of Madness(バリューズオブマッドネス)

ツアー中「GO MAD」と呼ばれていた曲です。
音源になってみると、ライヴの時の荒々しさから、カッコ良い感じと面白みが入ってまとまったような。

9.Downfall(ダウンフォール)

霧と繭の「堕ちてゆけ」を思い出すタイトルですけど、雰囲気は違いますね。
これも凄い好きなんですよね。

「ノートに書き写す他人の怒り」
ここの歌い方が耳に残るので、何度も聴きたくなります。
この曲みたいなガチャガチャ感は胸騒ぎというか、焦燥感が私的にあって良いです。
あの「Berry」の始めのとこみたいな?

10.Follwers(フォロワーズ)

ツイッターとかインスタとかお気に入り登録者をフォロワーと言いますけど、まさにそういうフォロワー達という意味ですね。
ファンという言い方よりも、もっと追っかけて真似したり、心酔している感じのイメージがあります。
辞書的にも「信者」という言葉があります。

そういう人達に向けての詩だと京さんが雑誌で語ってましたね。

今までの流はもう、「他人も自分も全部嫌!」だったのに、この曲の優しさよ!
最高だな。

11.谿壑の欲(けいがくのよく)

欲深いって事らしいです。
とりあえず漢字読めない(笑)
私がDIR EN GREY漢字検定の監督なら絶対最後に筆記テストにします。しかも1点。でも落としたら合格にしません。

ねっとりした曲です。
途中でガーッと激しくなったりうねりのある感じ。

12.絶縁体(ぜつえんたい)

なんですかね、ゴムって事ですかね。
(電気を通さないのはゴムとかですね。)
タイトルから想像してた曲調とは全然違いました。

本質的に信頼する・通じあう人が居ないという事でしょうか。
ドロッとした重たい曲のイメージです。
そして長い。
凄くディルらしい曲だなと思います。

詩的にも騙し合いみたいな感じで。

13.Ranunculus(ラナンキュラス)

衝撃的なMVを発売まで観たおしまして、覚えちゃったもんね。
完全生産限定版には映像特典で付いてます。
今までスマホでみてましたがテレビの大画面でみたら最高に良かった。

イントロのポコポコした音が好き。
MVも好きなんだけど、ライヴの時の歌詩を入れた映像も好きなんですよね。
「気が狂く」→「気が付く」とか文字がジラッとして変わったりするのが良くて。
映像自体もシンプルで。
演出という感じです。
MVが出来たけどライヴではあっちのままが良いなぁとか思います(MVは観れるしね)。

最初の頃ツアーで披露されてから音源になるまで完成度を上げていった曲です。
感慨深いと言いますか。
手間をかけた感じがあります。

詩の「ラナンキュラス」は最終的に合唱しそうだな。名曲感。


アルバムの流れ

全部聞くと、私的にはとても聴きやすいし、いつの間にか一周しちゃってる感じです。
聴き初めの時の感覚としては、テレビシリーズ→映画化で、エンドロールでラナンキュラス流れるって感じでストーリーっぽかったです。
毎週のオープニング・エンディング・挿入歌、出来そうじゃない?


音楽とかメロディとかは割りとキャッチーでノリやすいというか聴きやすい感じがします。
詩は凄いマイナス。
でも「自分らしく生きたい」からもがいてる感じなので、駄目な気はしないんですよ個人的には。
でもその自分らしさも迷路に入ってて簡単では無いですが。


爆発力あるし元気でます。
6.ラビッシュヒープから9.ダウンフォールまでの感じが今ハマってます。

そして10.フォロワーズね。
本当良い曲。
雑誌読んだらさらにね。
直球ストレートでね、慈悲深い。

気づいたこと

今回のアルバムはイヤホンで大きめの音で聴くととても良いってこと。
立体感がわかりやすい。

その辺りで何か変えたのか知らないですが、低音とか聴こえやすくなった気がします。

あと歌い方は今回荒々しい感じで、グロールとか色んな声の出し方があるようですが、普通に怒鳴ってるような(?)声みたいなのがカッコ良いですね。
高い声とかも好きだし綺麗に歌ってるところもあるし、全部がそうって訳ではありませんが。

雑誌等読むと、色々分かることも有るのでそこから聴くとまた印象が変わったりとかありますね。
PHYとマッシヴ買いましたけど。
色んな雑誌に記事が載るので追っかけるの大変ですね(笑)
色々細かくちゃんと答えてるので良いです。「好きなように受け取って」と言ってた時も有ったけど、作ったときはこんな事考えてたとかツアーしてたとか、そしたらあのときまだ作ってる最中だったのかなとか。ね。

原曲

クレジットはいつも同じなんですよね。
原曲から皆で色々やるからクレジットはDIR EN GREYになっているという認識。
歌詩は全て京さん。

今回は、
2.Devote My Life
8.Values of Madness
→Toshiyaさん。

6.Rubbish Heap
7.赫
→Dieさん。

他は全て薫さん。
リーダー凄いな!!

候補曲とか、その前段階(?)の曲とかはもっと大量に有るらしいんで、沢山の中から選ばれしモノがこうして表に出てるんですね。

最後に

まだまだ浮わついてて落ち着きませんが!
春のツアーも発表されてますし、今は欧州ツアー中ですね。
盛りだくさん。
沢山聴き込みたいですね!!ではまた。


▼写真の雰囲気がどれも違うのでみたい

▼京さんの記事があります
音楽と人 2018年 11 月号 [雑誌]

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▼全員のインタビュー

The Insulated World(通常盤)

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