雑食映画室

観た映画の感想がメインです。レンタルや放送の録画を観ることが多いです。ゆっくりしていってね。

マイ・インターン(女社長とおじいちゃんの新人。)

放送を見たので冒頭を見逃してしまいました。
主人公のベンがインターン応募を決め、応募用のアピール動画を撮る所から観ました。

このお話は

急成長したアパレル通販サイトを運営する会社で、70歳のベンがインターンで働くお話です。

ベンが担当する事になったのは会社のトップであるジュールズの秘書のアシスタント。
パソコンもマトモに使えない彼。
任せるような仕事なんてない。

しかし元々の経験や人柄から、インターン仲間と仲良くなり、次第にジュールズとも分かり合い頼りにされるようになって行く。

デ・ニーロがカールじいさんみたい

あの、家が飛ぶガードじいさんみたいです。見た目がね。
蝶ネクタイではないけど、可愛いです(笑)
そして紳士。

なんか、古き良き感じってコレかなあと思う。
確かにパソコンは使えないんだけど、それ以外は分かってるかんじ。

「実務経験40年」。
たしかに若い学生のインターンとは違った良さがある。

男らしさみたいな所もあって、確かにこういう人物を若者のなかに投下すると、足りないものを与えてくれる感じがします。

サッパリしたアン・ハサウェイ

テキパキと仕事をする役です。
さっぱりしすぎてて時々気配りが足りなくてキツいと思われがち。
責任者とは時に厳しい判断をして、実行するわけだからそういう一面は必要でもあると思うぐらいの役でした。(あんまりキツい人ではなかった)
それで卑屈になってこじれると面倒な人間になりそうだけどね。


ジュールズには現代的な設定があり、結婚していて子持ちで、旦那さんが主夫している家庭です。
家庭も仕事も頑張りたいが、仕事で仕切るのは自分だから子供との約束が守れなかったりするんですね。

とりあえず面白い

ちょっとシャレがあり、テンポが良くて、時々真剣な話をする。
あっという間に終わります。
「おじちゃんが大変な映画かな?」と思っていたけれど、
「社長&母って大変だ!」って感じの割合が多かった。

辛いって言うか、やりたいことをやるために24時間をどのように使うか、めっちゃ切り詰めてる感じ。

そういうのを癒してくれる人が、恋愛じゃなくて、「友達」と呼べる様なおじちゃん。
しかも最近知り合ったばかり。
この絶妙な関係、すごいと思うよ。


仕事ができなくでも、気づいたことをやってみるとか、メールじゃなくて声をかけようとか、相手が気持ち良く仕事できるようにしようとか、そういう事で状況は変わるよねっていう感じでした。

希薄な人間関係になりがちだし、深く関わるのが苦手な人も多い現代人だけど、最初の嫌さを越えるとビックリするほどピッタリ来る人と出会ったりするのかもしれませんね。