トイレット(バーチャンと孫、もたいまさこと猫)
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2011/03/16
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泣いてスッキリです!
ストーリー
主人公レイは、研究所で働くロボットオタク。
真面目で、無駄な人付き合いはしないし、服は同じのを一週間分揃えている。
そんな彼の母が亡くなったことで、生活に沢山の変化が起こる。
一人暮らしをしていたレイだったが、偶然アパートが火事になり、母の残した家で家族と生活することになる。
引きこもりの兄モーリー、生意気な妹リサ、猫のセンセー、そして母が日本から呼び寄せた英語の通じないバーチャン(祖母)。
言葉が通じないと心は通じない?
血が繋がっていないと他人なの?
トイレットというタイトルは、カルテットとトイレットが掛けてあるのですな!たぶん。
トイレから出る度ため息をつくバーチャンの思いは何なのかと悩む主人公。
次第に心が通じ合ってゆくほっこりストーリーです。
監督さんを好き
荻上直子さんという監督さんの作品です。「かもめ食堂」とかコレ系のほんわり、でも人が持ってる悩みみたいなことを和らげるような答えを感じる作品が多い気がします。
あと、何気ない日常が幸せだよねーみたいな。
「やっぱり猫が好き」ってドラマの脚本やってた方で、もたいさんと小林聡美さん、にゃんこが出てくる作品はとても納得です。
好きな場面
孫たちには全員に感情移入して観ます。でも中でも兄モーリーが好き。
母の形見のミシンを見付けて、言葉が通じないバーチャンに何とか説明して使い方を教えてもらう。そうして通じて行くトップバッターが彼です。
一番コンプレックス強いのに、一番ビックリの方法で乗り越える!そこが本当に好き。
落ち込んだときは、尚良し。
ところで、バーチャンは劇中ほんと喋らないんですよ。
ため息と「モーリー!クール!!」ぐらい。
ちなみに、孫たちには「バーチャン」と呼ばれます。
次に好きなのは、レイがキレるところ。
大人しいけど一番まとも?なのでみんなに少し振り回されてツイてないのもあってキレるシーン。
時々映画を観ているとキレてるシーンで「お前がバカなんじゃん?」とか「八つ当たりだな」とか思って滑稽に見えたりする時もあるんだけど、その場面はなんとも言えず切ない!個人的に。
誰も悪くないから、どこに向けて良いのか分かんない、でも押さえきれない怒りって時々ある。
(心配したのに!!みたいなシーン)
でも「その怒りって、お前が優しいからだよな」ってシーンだと思うのね。
おしまいに
私はどちらかというと、すぐ嫌になる気質で、日常も楽しいこと以外は楽しめてない。
でも、小さいことを大切にして生活したいなあと思います!
引き締まる思い!!
映画の中のお部屋等は、色んなものが整頓されててこざっぱりしてて、ちょこっとかわいい空間。
そんなのに憧れてとりあえず整頓しよう!!と思いました。
断捨離する前は、理想のお部屋をみると良いですね。
◆トイレット
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